3466のラサールロジポート投資法人
REIT、不動産投信の一つです。
「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。
「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・
分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要
という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。
REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。
この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。
ランキングに反映されます。
ざっくりとREITって何?
REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。
出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する
という仕組みです。
そして
収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない
という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。
株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。
初めての方のためのREITでおさえるポイント
個人的に一般的な財務諸表はベースに
次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。
高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう
どの地域でどのセクターに投資するの?
投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね
おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ
総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設
例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。
NAV倍率はどれくらい?
株価でいうPBRに近いイメージ。
一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。
資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。
FFO倍率はどれくらい?
株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。
1口当たりのFFO = FFO÷発行口数
FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)
NOI利回りはどれくらい?
営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。
・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)
このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと
NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100
スポンサーはしっかりしてる?
お金をまわしてなんぼの業界です。
不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか
は確認しておきましょう。
ラサールロジポート投資法人はどんな銘柄?
では3466のラサールロジポート投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します
ラサールロジポート投資法人の株主はラサール不動産投資顧問株式会社 (100%)です。
物件取得額は3,588‰‰~
物件数は19棟です。
目標ポートフォリオは
■投資対象用途:物流施設特化型
■投資対象地域:全国主要都市
■目標地域比率
▼東京エリア・大阪エリア
80%以上
▼その他
20%以下
だそうです。
特色を引用しますと、こんなかんじ。
外資系の不動産投資顧問大手ラサールグループをスポンサーとする物流施設特化型J-REIT。ポートフォリオは2018年12月31日時点で東京エリアの物件が95%超を占める構成となっており、規模は1,896億円。財務面ではLTVが43%台で巡航水準と位置付ける40〜45%のレンジ内。パイプラインは6物件、1,000億円超について優先交渉権を保持している。今後は手元資金やLTV余力の他に私募資金とも連携してバリューアッド案件もポートフォリオの10%を限度に投資を進めていく方針。格付けについてはJCRから「AA-」という高格付を取得している。旗艦物件は「ロジポート流山B棟」。<2019年1月31日時点>
外資系の不動産投資顧問大手ラサールグループをスポンサーとする物流施設特化型J-REIT。JCRから「AA-」という高格付を取得している。
営業収益の推移
本業がしっかりうまくいっているかの確認です。
日付 | 営業収益 |
---|---|
2016/08 | 5130130000 |
2017/02 | 4853010000 |
2017/08 | 5234550000 |
2018/02 | 5251980000 |
2018/08 | 5663740000 |
2019/02 | 5792450000 |
2019/08 | 6942330000 |
2020/02 | 8758370000 |
2020/08 | 7430960000 |
2021/02 | 9504010000 |
2021/08 | 10707830000 |
2022/02 | 10590120000 |
2023/02 | 10748000000 |
当期純利益の推移
建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。
日付 | 当期純利益 |
---|---|
2016/08 | 2496610000 |
2017/02 | 2739600000 |
2017/08 | 2429980000 |
2018/02 | 2543600000 |
2018/08 | 2696920000 |
2019/02 | 2783300000 |
2019/08 | 3687680000 |
2020/02 | 4759520000 |
2020/08 | 3663690000 |
2021/02 | 4667080000 |
2021/08 | 5287560000 |
2022/02 | 5174000000 |
2023/02 | 4982000000 |
資産の推移
REITは建物等の原資が商売のタネです。
日付 | 純資産 |
---|---|
2016/08 | 108860580000 |
2017/02 | 108901880000 |
2017/08 | 108416870000 |
2018/02 | 108343570000 |
2018/08 | 108309200000 |
2019/02 | 108190700000 |
2019/08 | 121775200000 |
2020/02 | 144540960000 |
2020/08 | 143202440000 |
2021/02 | 190874360000 |
2021/08 | 214911400000 |
2022/02 | 214385000000 |
フリーキャッシュフローの推移
施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。
フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。
日付 | フリーキャッシュ・フロー |
---|---|
2016/08 | -157801330000 |
2017/02 | 2826160000 |
2017/08 | -9187330000 |
2018/02 | 3250550000 |
2018/08 | -12129290000 |
2019/02 | 2530380000 |
2019/08 | -19703870000 |
2020/02 | -28841360000 |
2020/08 | 5539130000 |
2021/02 | -69207400000 |
2021/08 | -31002810000 |
2022/02 | 7035000000 |
配当総額の推移
REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。
資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。
日付 | 剰余金の配当 |
---|---|
2017/02 | 2495900000 |
2017/08 | 2740100000 |
2018/02 | 2429900000 |
2018/08 | 2543200000 |
2019/02 | 2697200000 |
2019/08 | 2783000000 |
2020/02 | 3688080000 |
2020/08 | 4759590000 |
2021/02 | 3663740000 |
2021/08 | 4666660000 |
2022/02 | 5287170000 |
REITを考える外部リンク
ラサールロジポート投資法人の公式サイトはこちら
NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については
こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。
過去の数字の流れをもっと深くみたければ
こちらが良いです。
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