3488のザイマックス・リート投資法人
REIT、不動産投信の一つです。
「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。
「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・
分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要
という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。
REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。
この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。
ランキングに反映されます。
ざっくりとREITって何?
REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。
出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する
という仕組みです。
そして
収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない
という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。
株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。
初めての方のためのREITでおさえるポイント
個人的に一般的な財務諸表はベースに
次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。
高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう
どの地域でどのセクターに投資するの?
投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね
おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ
総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設
例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。
NAV倍率はどれくらい?
株価でいうPBRに近いイメージ。
一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。
資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。
FFO倍率はどれくらい?
株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。
1口当たりのFFO = FFO÷発行口数
FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)
NOI利回りはどれくらい?
営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。
・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)
このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと
NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100
スポンサーはしっかりしてる?
お金をまわしてなんぼの業界です。
不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか
は確認しておきましょう。
ザイマックス・リート投資法人はどんな銘柄?
では3488のザイマックス・リート投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します
ザイマックス・リート投資法人の株主は株式会社ザイマックス (100%)です。
物件取得額は435‰‰~
物件数は18棟です。
目標ポートフォリオは
■投資対象用途:総合型
■目標用途比率
▼オフィスビル・商業施設・ホテル
80%以上
▼その他(住宅等)
20%以下
■投資対象地域:全国主要都市
■オフィスビル
▼重点エリア
都心8区、名古屋中心部、大阪中心部、福岡中心部
▼準重点エリア
東京都(都心8区除く)、神奈川県、埼玉県、千葉県、京都中心部、神戸中心部、札幌中心部、仙台中心部
だそうです。
特色を引用しますと、こんなかんじ。
2018年2月に上場した、オフィス、商業施設、ホテルを中核用途とする(取得額ベース80%以上)総合型REIT。スポンサーのザイマックスは、不動産マネジメントのリーディングカンパニーを標榜し、多様な用途の不動産マネジメント実績やJ-REITのオフィス、商業施設、ホテルに係わるプロパティマネジメント受託実績は国内NO.1としている。上場時ポートフォリオは12物件、取得額計330億円と小規模だが、鑑定評価額412億円とJ-REITにおける上場時点の含み益率は過去最大。鑑定NOI利回りは5.3%。用途別構成はオフィス54%、商業施設24%、ホテル13%。旗艦物件は「ザイマックス新宿御苑ビル」。<2019年1月31日時点>
オフィス、商業施設、ホテルを中核投資用途とする(取得額ベース80%以上)総合型。スポンサーのザイマックスは、不動産マネジメントのリーディングカンパニーを標榜し、多様な用途の不動産マネジメント実績やJ-REITのオフィス、商業施設、ホテルに係わるプロパティマネジメント受託実績は国内NO.1としている。上場時ポートフォリオは12物件、取得額計330億円。鑑定評価額412億と、上場時点の含み益率は過去最大。用途別構成はオフィス54%、商業施設24%、ホテル13%。
営業収益の推移
本業がしっかりうまくいっているかの確認です。
日付 | 営業収益 |
---|---|
2018/08 | 1374840000 |
2019/02 | 1312400000 |
2019/08 | 1348400000 |
2020/02 | 1343420000 |
2020/08 | 1364520000 |
2021/02 | 1293370000 |
2021/08 | 1305460000 |
2022/02 | 1611000000 |
2023/02 | 1597000000 |
当期純利益の推移
建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。
日付 | 当期純利益 |
---|---|
2018/08 | 583150000 |
2019/02 | 803280000 |
2019/08 | 681820000 |
2020/02 | 671880000 |
2020/08 | 724180000 |
2021/02 | 650330000 |
2021/08 | 647850000 |
2022/02 | 870000000 |
2023/02 | 771000000 |
資産の推移
REITは建物等の原資が商売のタネです。
日付 | 純資産 |
---|---|
2018/08 | 23168900000 |
2019/02 | 23389110000 |
2019/08 | 23267590000 |
2020/02 | 23257650000 |
2020/08 | 23310080000 |
2021/02 | 23236150000 |
2021/08 | 23233690000 |
2022/02 | 23456000000 |
フリーキャッシュフローの推移
施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。
フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。
日付 | フリーキャッシュ・フロー |
---|---|
2018/08 | -31850690000 |
2019/02 | 1283110000 |
2019/08 | 751010000 |
2020/02 | 612260000 |
2020/08 | 768050000 |
2021/02 | -504830000 |
2021/08 | -610150000 |
2022/02 | -580000000 |
配当総額の推移
REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。
資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。
日付 | 剰余金の配当 |
---|---|
2019/02 | 583070000 |
2019/08 | 803340000 |
2020/02 | 681810000 |
2020/08 | 671760000 |
2021/02 | 724260000 |
2021/08 | 650310000 |
2022/02 | 647860000 |
REITを考える外部リンク
ザイマックス・リート投資法人の公式サイトはこちら
NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については
こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。
過去の数字の流れをもっと深くみたければ
こちらが良いです。
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