3309積水ハウス・リート投資法人は高配当株投資としてオススメか調べる

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3309の積水ハウス・リート投資法人
REIT、不動産投信の一つです。

「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。

「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・

分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要

という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。

REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。

この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。

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ざっくりとREITって何?

REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。

出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する

という仕組みです。

そして

収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない

という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。

株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。

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初めての方のためのREITでおさえるポイント

個人的に一般的な財務諸表はベースに

次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。

高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう

どの地域でどのセクターに投資するの?

投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね

おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ

総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設

例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。

NAV倍率はどれくらい?

株価でいうPBRに近いイメージ。

一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。

資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。

FFO倍率はどれくらい?

株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。

1口当たりのFFO = FFO÷発行口数

FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)

NOI利回りはどれくらい?

営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。

・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)

このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと

NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100

スポンサーはしっかりしてる?

お金をまわしてなんぼの業界です。

不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか

は確認しておきましょう。

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積水ハウス・リート投資法人はどんな銘柄?

では3309の積水ハウス・リート投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します

積水ハウス・リート投資法人の株主は積水ハウス株式会社 (100%)です。

物件取得額は5,639‰­‰~

物件数は119棟です。

目標ポートフォリオは
■投資対象用途:総合型(オフィス+住居中心)
■目標用途比率
▼住居
30%-55%
▼オフィスビル
30%-55%
▼ホテル
0%-30%
▼商業施設等(商業施設、サービスアパートメント、シニアアセット)
0%-10%

■投資対象地域:全国主要都市・海外
■目標地域比率
▼住居:
・東京圏 70%以上
・全国主要都市 30%未満
▼オフィスビル・ホテル・商業施設等:
・三大都市圏(東京圏・大阪圏・名古屋圏) 80%以上
・その他地域 20%未満
だそうです。

特色を引用しますと、こんなかんじ。

積水ハウスをスポンサーとする総合型REIT。2014年上場時はオフィスが中心であったが、2018年5月に同一スポンサーの積水ハウス・レジデンシャル投資法人と合併し、首都圏の住宅と三大都市圏のオフィスを中核資産とする総合型となった。2021年10月に約2年半ぶりに増資を行い、資産規模は5,600億円超となり、中期目標である6,000億円に近付く。一方、住宅を中心に物件入替えも推進し、物件売却益を内部留保して分配金の安定性を高める意向。旗艦物件は「ガーデンシティ品川御殿山」。<2021年10月末時点>

不動産投信情報ポータル

積水ハウスをスポンサーとする総合型REIT。2014年上場時はオフィスが中心であったが、2018年5月に同一スポンサーの積水ハウス・レジデンシャル投資法人と合併し、首都圏の住宅と三大都市圏のオフィスを中核資産とする総合型となった。

Yahooファイナンス

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営業収益の推移

本業がしっかりうまくいっているかの確認です。

日付 営業収益
2015/04 2108590000
2015/10 3379750000
2016/04 3467550000
2016/10 4059280000
2017/04 4144380000
2017/10 4580500000
2018/04 4655580000
2018/10 12174540000
2019/04 12369980000
2019/10 14683450000
2020/04 14590330000
2020/10 14826680000
2021/04 15055080000
2021/10 17291350000
2022/10 14848000000
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当期純利益の推移

建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。

日付 当期純利益
2015/04 1013380000
2015/10 1951520000
2016/04 1966880000
2016/10 2320700000
2017/04 2380830000
2017/10 2625710000
2018/04 2621470000
2018/10 7402750000
2019/04 5894140000
2019/10 7405450000
2020/04 6991330000
2020/10 6992990000
2021/04 7103000000
2021/10 8520020000
2022/10 6650000000
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資産の推移

REITは建物等の原資が商売のタネです。

日付 純資産
2015/04 68087880000
2015/10 89695390000
2016/04 89710620000
2016/10 102361290000
2017/04 102421310000
2017/10 112815310000
2018/04 112810790000
2018/10 245663860000
2019/04 245695750000
2019/10 286192460000
2020/04 286323720000
2020/10 286259210000
2021/04 286220390000
2021/10 287642760000
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フリーキャッシュフローの推移

施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。

フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。

日付 フリーキャッシュ・フロー
2015/04 -109377160000
2015/10 -33100200000
2016/04 3836050000
2016/10 -23225250000
2017/04 3755730000
2017/10 -18306600000
2018/04 3963350000
2018/10 -1242870000
2019/04 -12286170000
2019/10 -58331390000
2020/04 3198130000
2020/10 9087680000
2021/04 5500530000
2021/10 18585140000
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配当総額の推移

REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。

資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。

日付 剰余金の配当
2015/10 1013090000
2016/04 1951650000
2016/10 1966730000
2017/04 2320820000
2017/10 2380720000
2018/04 2625990000
2018/10 2621140000
2019/04 5846280000
2019/10 5996770000
2020/04 6994810000
2020/10 7140620000
2021/04 7226400000
2021/10 7183510000
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REITを考える外部リンク

積水ハウス・リート投資法人の公式サイトはこちら

NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については

不動産投信情報ポータル

こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。

過去の数字の流れをもっと深くみたければ

IRバンクさんの銘柄決算ページ

こちらが良いです。

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