3471の三井不動産ロジスティクスパーク投資法人
REIT、不動産投信の一つです。
「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。
「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・
分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要
という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。
REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。
この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。
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ざっくりとREITって何?
REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。
出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する
という仕組みです。
そして
収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない
という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。
株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。
初めての方のためのREITでおさえるポイント
個人的に一般的な財務諸表はベースに
次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。
高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう
どの地域でどのセクターに投資するの?
投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね
おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ
総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設
例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。
NAV倍率はどれくらい?
株価でいうPBRに近いイメージ。
一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。
資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。
FFO倍率はどれくらい?
株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。
1口当たりのFFO = FFO÷発行口数
FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)
NOI利回りはどれくらい?
営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。
・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)
このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと
NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100
スポンサーはしっかりしてる?
お金をまわしてなんぼの業界です。
不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか
は確認しておきましょう。
三井不動産ロジスティクスパーク投資法人はどんな銘柄?
では3471の三井不動産ロジスティクスパーク投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します
三井不動産ロジスティクスパーク投資法人の株主は三井不動産株式会社 (100%)です。
物件取得額は3,422‰‰~
物件数は24棟です。
目標ポートフォリオは
■投資対象用途:物流施設特化型
■目標用途比率
▼物流施設
80%以上
▼インダストリアル施設(データセンター、通信施設、研究施設、工場、供給処理施設等)
20%以下
■投資対象地域:全国主要都市
■目標地域比率
▼国内 85%以上
・首都圏、関西 (国内の70%以上)
・その他地域(国内の30%以下)
▼海外 15%以下
だそうです。
特色を引用しますと、こんなかんじ。
三井不動産をスポンサーとする物流施設REIT。主な投資対象は物流施設だが、ポートフォリオの20%以内でデータセンター等のインダストリアル不動産にも投資する方針。2019年2月に増資を行い、2019年4月時点の資産規模1,567億円となる。用途別内訳は物流施設が92%、データセンター8%、地域別で見ると首都圏エリアが78%を占める構成。また将来的にスポンサーが開発した海外不動産を取得する可能性も示している。格付けについてはJCRから「AA-」という高格付を取得している。旗艦物件は「GLP・MFLP市川塩浜」。上場来有利子負債比率が20%台と低い水準で推移する。中期的には有利子負債比率を40%〜50%へ高めながら、2020年度に資産規模2,000億円を目標とする。<2019年1月31日時点>
三井不動産をスポンサーとするJ-REIT。主な投資対象は物流施設だが、ポートフォリオの20%以内(取得価格ベース)でデータセンター等のインダストリアル不動産にも投資する方針。JCRから「AA-」という高格付を取得している。
営業収益の推移
本業がしっかりうまくいっているかの確認です。
日付 | 営業収益 |
---|---|
2017/01 | 2383220000 |
2017/07 | 2548620000 |
2018/01 | 2629580000 |
2018/07 | 3148660000 |
2019/01 | 3280930000 |
2019/07 | 4969110000 |
2020/01 | 5064070000 |
2020/07 | 6363910000 |
2021/01 | 8139590000 |
2021/07 | 9267680000 |
2022/01 | 9502770000 |
2023/01 | 10763000000 |
資産の推移
REITは建物等の原資が商売のタネです。
日付 | 純資産 |
---|---|
2017/01 | 59460600000 |
2017/07 | 59447960000 |
2018/01 | 59434940000 |
2018/07 | 73403450000 |
2019/01 | 73390680000 |
2019/07 | 109284460000 |
2020/01 | 109060290000 |
2020/07 | 139026810000 |
2021/01 | 187747970000 |
2021/07 | 187508600000 |
2022/01 | 187013350000 |
フリーキャッシュフローの推移
施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。
フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。
日付 | フリーキャッシュ・フロー |
---|---|
2017/01 | -75266100000 |
2017/07 | 4859370000 |
2018/01 | -1568740000 |
2018/07 | -17782490000 |
2019/01 | -2253210000 |
2019/07 | -51191610000 |
2020/01 | 6359920000 |
2020/07 | -45750950000 |
2021/01 | -69481530000 |
2021/07 | -7021270000 |
2022/01 | 7124140000 |
配当総額の推移
REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。
資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。
日付 | 剰余金の配当 |
---|---|
2017/07 | 1109920000 |
2018/01 | 1151800000 |
2018/07 | 1184510000 |
2019/01 | 1444460000 |
2019/07 | 1519620000 |
2020/01 | 2202360000 |
2020/07 | 2237990000 |
2021/01 | 2734200000 |
2021/07 | 3579360000 |
2022/01 | 3708360000 |
REITを考える外部リンク
三井不動産ロジスティクスパーク投資法人の公式サイトはこちら
NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については
こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。
過去の数字の流れをもっと深くみたければ
こちらが良いです。
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