8986大和証券リビング投資法人は高配当株投資としてオススメか調べる

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8986の大和証券リビング投資法人
REIT、不動産投信の一つです。

「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。

「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・

分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要

という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。

REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。

この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。

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ざっくりとREITって何?

REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。

出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する

という仕組みです。

そして

収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない

という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。

株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。

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初めての方のためのREITでおさえるポイント

個人的に一般的な財務諸表はベースに

次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。

高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう

どの地域でどのセクターに投資するの?

投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね

おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ

総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設

例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。

NAV倍率はどれくらい?

株価でいうPBRに近いイメージ。

一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。

資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。

FFO倍率はどれくらい?

株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。

1口当たりのFFO = FFO÷発行口数

FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)

NOI利回りはどれくらい?

営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。

・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)

このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと

NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100

スポンサーはしっかりしてる?

お金をまわしてなんぼの業界です。

不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか

は確認しておきましょう。

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大和証券リビング投資法人はどんな銘柄?

では8986の大和証券リビング投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します

大和証券リビング投資法人の株主は株式会社大和証券グループ本社 (100%)です。

物件取得額は3,457‰­‰~

物件数は240棟です。

目標ポートフォリオは
■投資対象用途:住居特化
■目標用途比率
▼賃貸住宅
60%以上
(ワンルームタイプ:50%〜80%、ファミリータイプ:20%〜50%)
▼ヘルスケア施設
40%以下
(高齢者施設・住宅:60%以上、医療施設:40%以下、その他:10%以下)

■投資対象地域:全国主要都市
■目標地域比率
▼三大都市圏(東京圏・中京圏・近畿圏)
70%以上
▼その他地域
30%以下
だそうです。

特色を引用しますと、こんなかんじ。

大和証券グループ本社をスポンサーとする住居特化型J-REIT。2006年にリプラス・レジデンシャル投資法人として発足したが、2008年にオークツリーグループがメインスポンサーとなり、2009年に日本賃貸住宅投資法人に名称変更、更に2010年7月プロスペクト・リート投資法人を吸収合併した。その後長くオークツリーが運用していたが、2014年に大和証券グループがサブスポンサーとして参画し、2015年にオークツリーがスポンサーから撤退しメインスポンサーとなった。2020年4月に同じ大和証券グループが運用する日本ヘルスケア投資法人と合併し、住宅・ヘルスケア施設の住宅系複合型REITとなった。2度目の合併後も外部成長を進め、2021/3末の資産規模は3,235億円に成長。住宅:ヘルスケア施設=7:3の割合。独自の日時稼働率予測システムで高稼働率を維持する等、内部成長にも力を入れている点が特徴。<2021年3月末時点>

不動産投信情報ポータル

大和証券グループ本社をスポンサーとする住居特化型J-REIT。2020年4月に同じ大和証券グループが運用する日本ヘルスケア投資法人と合併し、住宅・ヘルスケア施設の住宅系複合型REITとなった。住宅:ヘルスケア施設=7:3の割合。独自の日時稼働率予測システムで高稼働率を維持する等、内部成長にも力を入れている点が特徴。

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営業収益の推移

本業がしっかりうまくいっているかの確認です。

日付 営業収益
2008/09 3702780000
2009/03 3577800000
2009/09 3494830000
2010/03 3528110000
2010/09 4618490000
2011/03 5632680000
2011/09 5632680000
2012/03 5763880000
2012/09 5792260000
2013/03 5915770000
2013/09 5932200000
2014/03 6442330000
2014/09 7131580000
2015/03 7251260000
2015/09 7778320000
2016/03 7943720000
2016/09 8133820000
2017/03 8318500000
2017/09 8675480000
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当期純利益の推移

建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。

日付 当期純利益
2008/09 1013570000
2009/03 758130000
2009/09 480640000
2010/03 679070000
2010/09 13005020000
2011/03 1465740000
2011/09 1465740000
2012/03 1005870000
2012/09 1454170000
2013/03 1942870000
2013/09 1957010000
2014/03 2340400000
2014/09 2596690000
2015/03 2478100000
2015/09 2724400000
2016/03 2824240000
2016/09 2735190000
2017/03 3024830000
2017/09 3391240000
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資産の推移

REITは建物等の原資が商売のタネです。

日付 純資産
2008/09 60554460000
2009/03 60302390000
2009/09 60034450000
2010/03 66236520000
2010/09 86735490000
2011/03 86770630000
2011/09 86770630000
2012/03 86311300000
2012/09 86084670000
2013/03 86150840000
2013/09 86299190000
2014/03 95458180000
2014/09 95510520000
2015/03 95409920000
2015/09 107748380000
2016/03 107426990000
2016/09 107487190000
2017/03 107962340000
2017/09 108332240000
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フリーキャッシュフローの推移

施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。

フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。

日付 フリーキャッシュ・フロー
2008/09 -640360000
2009/03 1272030000
2009/09 357390000
2010/03 -2075700000
2010/09 6111710000
2011/03 -2314560000
2011/09 -2314560000
2012/03 1734290000
2012/09 -1206610000
2013/03 3164940000
2013/09 1926780000
2014/03 -23729580000
2014/09 -4239670000
2015/03 -4382090000
2015/09 -9305170000
2016/03 -7103410000
2016/09 3755550000
2017/03 699180000
2017/09 1293450000
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配当総額の推移

REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。

資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。

日付 剰余金の配当
2008/09 1395090000
2009/03 1013570000
2009/09 758160000
2010/03 480650000
2010/09 679010000
2011/03 1430610000
2011/09 1430610000
2012/03 1465210000
2012/09 1680800000
2013/03 1763310000
2013/09 1957600000
2014/03 1957600000
2014/09 2385170000
2015/03 2597580000
2015/09 2478100000
2016/03 2865180000
2016/09 2824180000
2017/03 2788100000
2017/09 3117750000
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REITを考える外部リンク

大和証券リビング投資法人の公式サイトはこちら

NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については

不動産投信情報ポータル

こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。

過去の数字の流れをもっと深くみたければ

IRバンクさんの銘柄決算ページ

こちらが良いです。

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