3476の投資法人みらい
REIT、不動産投信の一つです。
「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。
「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・
分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要
という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。
REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。
この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。
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ざっくりとREITって何?
REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。
出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する
という仕組みです。
そして
収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない
という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。
株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。
初めての方のためのREITでおさえるポイント
個人的に一般的な財務諸表はベースに
次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。
高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう
どの地域でどのセクターに投資するの?
投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね
おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ
総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設
例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。
NAV倍率はどれくらい?
株価でいうPBRに近いイメージ。
一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。
資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。
FFO倍率はどれくらい?
株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。
1口当たりのFFO = FFO÷発行口数
FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)
NOI利回りはどれくらい?
営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。
・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)
このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと
NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100
スポンサーはしっかりしてる?
お金をまわしてなんぼの業界です。
不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか
は確認しておきましょう。
投資法人みらいはどんな銘柄?
では3476の投資法人みらいがどんな銘柄なのかサラッと確認します
投資法人みらいの株主は三井物産アセットマネジメント・ホールディングス株式会社 (50%)
株式会社イデラ・キャピタルマネジメント (50%)です。
物件取得額は1,646‰‰~
物件数は38棟です。
目標ポートフォリオは
■投資対象用途:総合型
■目標用途比率
▼コアアセット(稼働率80%以上)
オフィスビル・商業施設・ホテル・居住施設・物流施設
IPO時100%(但し、資産規模5,000億円時80%以上)
▼グロースアセット
ヘルスケア施設・病院・教育施設・インダストリアル不動産・インフラ施設・観光施設・森林・海外不動産他
IPO時0%(但し、資産規模5,000億円時20%以下)
■投資対象地域:全国主要都市
■目標地域比率
▼三大都市圏(東京圏・大阪圏・名古屋圏)中心
だそうです。
特色を引用しますと、こんなかんじ。
総合商社の三井物産と2001年創業の不動産投資会社イデラキャピタルをスポンサーとする総合型J-REIT。取得対象としてオフィスや商業施設といった従来型の資産の他、取得後に収益性の向上を目指すコアプラスアセットや、インダストリアル不動産及び教育施設といったニュータイプアセットの取得も進めている。2016年12月上場後3回増資を行い、コロナ禍においてポートフォリオのディフェンシブ性を高める物件入替を実施した結果、現在の資産規模は1,539億円、用途別ではオフィス55%、商業施設19%、ホテル17%、その他9%とポートフォリオの拡大及び分散に注力した。旗艦物件は「川崎テックセンター」。また格付けについてはJCRから「A+」を取得している。現在はコロナ発生後に公表した「みらいリバイバルプラン」の完遂に向けて、ホテルのセットアップオフィスへのコンバージョン案件や、コアプラスアセット「ミ・ナーラ(奈良県)」の再リニューアルに注力している<2021年3月時点>
総合商社の三井物産と2001年創業の不動産投資会社イデラキャピタルをスポンサーとする総合型J-REIT。取得対象としてオフィスや商業施設といった従来型の資産の他、取得後に収益性の向上を目指すコアプラスアセットや、インダストリアル不動産及び教育施設といったニュータイプアセットの取得も進めている。2016年12月上場後3回増資を行い、コロナ禍においてポートフォリオのディフェンシブ性を高める物件入替を実施した結果、現在の資産規模は1539億円、用途別ではオフィス55%、商業施設19%、ホテル17%、その他9%とポートフォリオの拡大及び分散に注力した。旗艦物件は「川崎テックセンター」。また格付けについてはJCRから「A+」を取得している。現在はコロナ発生後に公表した「みらいリバイバルプラン」の完遂に向けて、ホテルのセットアップオフィスへのコンバージョン案件や、コアプラスアセット「ミ・ナーラ(奈良県)」の再リニューアルに注力している
営業収益の推移
本業がしっかりうまくいっているかの確認です。
日付 | 営業収益 |
---|---|
2017/04 | 2395190000 |
2017/10 | 3375350000 |
2018/04 | 3958030000 |
2018/10 | 4417290000 |
2019/04 | 4959340000 |
2019/10 | 5340140000 |
2020/04 | 5448590000 |
2020/10 | 5367140000 |
2021/04 | 4973910000 |
2021/10 | 5113780000 |
2022/10 | 5366000000 |
当期純利益の推移
建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。
日付 | 当期純利益 |
---|---|
2016/10 | -78370000 |
2017/04 | 1036250000 |
2017/10 | 1520060000 |
2018/04 | 1706030000 |
2018/10 | 1922400000 |
2019/04 | 2271530000 |
2019/10 | 2472870000 |
2020/04 | 2594440000 |
2020/10 | 2376540000 |
2021/04 | 2072620000 |
2021/10 | 2143060000 |
2022/10 | 2275000000 |
資産の推移
REITは建物等の原資が商売のタネです。
日付 | 純資産 |
---|---|
2016/10 | 71620000 |
2017/04 | 52633890000 |
2017/10 | 53293310000 |
2018/04 | 53536850000 |
2018/10 | 61590480000 |
2019/04 | 70854300000 |
2019/10 | 70925720000 |
2020/04 | 75572660000 |
2020/10 | 75428390000 |
2021/04 | 75110330000 |
2021/10 | 75308610000 |
フリーキャッシュフローの推移
施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。
フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。
日付 | フリーキャッシュ・フロー |
---|---|
2016/10 | -82630000 |
2017/04 | -98971730000 |
2017/10 | -10677300000 |
2018/04 | 7725080000 |
2018/10 | -12455570000 |
2019/04 | -18644050000 |
2019/10 | 5194920000 |
2020/04 | -7637740000 |
2020/10 | 5473970000 |
2021/04 | -822160000 |
2021/10 | 1514690000 |
配当総額の推移
REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。
資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。
日付 | 剰余金の配当 |
---|---|
2017/10 | 741420000 |
2018/04 | 1520150000 |
2018/10 | 1705800000 |
2019/04 | 1922640000 |
2019/10 | 1779740000 |
2020/04 | 2342400000 |
2020/10 | 2594750000 |
2021/04 | 2375340000 |
2021/10 | 2057850000 |
REITを考える外部リンク
投資法人みらいの公式サイトはこちら
NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については
こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。
過去の数字の流れをもっと深くみたければ
こちらが良いです。
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