3459サムティ・レジデンシャル投資法人は高配当株投資としてオススメか調べる

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3459のサムティ・レジデンシャル投資法人
REIT、不動産投信の一つです。

「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。

「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・

分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要

という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。

REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。

この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。

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ざっくりとREITって何?

REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。

出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する

という仕組みです。

そして

収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない

という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。

株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。

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初めての方のためのREITでおさえるポイント

個人的に一般的な財務諸表はベースに

次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。

高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう

どの地域でどのセクターに投資するの?

投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね

おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ

総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設

例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。

NAV倍率はどれくらい?

株価でいうPBRに近いイメージ。

一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。

資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。

FFO倍率はどれくらい?

株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。

1口当たりのFFO = FFO÷発行口数

FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)

NOI利回りはどれくらい?

営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。

・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)

このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと

NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100

スポンサーはしっかりしてる?

お金をまわしてなんぼの業界です。

不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか

は確認しておきましょう。

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サムティ・レジデンシャル投資法人はどんな銘柄?

では3459のサムティ・レジデンシャル投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します

サムティ・レジデンシャル投資法人の株主はサムティ株式会社 (67%)
株式会社大和証券グループ本社 (33%)です。

物件取得額は1,476‰­‰~

物件数は159棟です。

目標ポートフォリオは
■投資対象用途:住居特化型
■目標用途比率:
▼レジデンス
80%以上
▼運営型施設(宿泊施設(10億円未満)及びヘルスケア施設)
20%以下

■投資対象地域:全国主要都市
■目標地域比率
▼主要地方都市(札幌市・仙台市・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市・広島市・福岡市)
50%以上
▼その他地方都市
20%以下
▼首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)
30%程度
だそうです。

特色を引用しますと、こんなかんじ。

関西基盤のサムティグループをメインスポンサーとする住居特化型J-REIT。2018年に大和証券グループがサブスポンサーとして参画。住居の中でもシングル・コンパクトタイプへの投資を重視する。利回りの高い地方を主な投資対象としている点が特徴で、ポートフォリオの8割超を地方のレジデンスが占める。投資対象の性質上、減価償却費の発生額が比較的多くなるため、一定の条件の元、利益超過分配を行う方針。外部成長はスポンサーを割当先とする第三者割当増資を行い、地方の物件を中心に取得し、2019年に資産規模1,000億円を達成した。格付けはJCRから「A-」を取得。旗艦物件は「S-FORT横浜青葉台」。<2020年7月31日時点>

不動産投信情報ポータル

サムティグループをスポンサー、大和証券グループをサブスポンサーとする住居特化型J-REIT。投資対象は地方の住居が中心であるため、減価償却費の割合が大きいことから、住居特化型としては珍しく利益超過分配を積極的に行っている。

Yahooファイナンス

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営業収益の推移

本業がしっかりうまくいっているかの確認です。

日付 営業収益
2016/01 1458570000
2016/07 1110610000
2017/01 1806450000
2017/07 1840490000
2018/01 1834980000
2018/07 2888000000
2019/01 3216510000
2019/07 3677010000
2020/01 3777650000
2020/07 3900820000
2021/01 4357330000
2021/07 4176880000
2022/01 4842510000
2023/01 4985000000
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当期純利益の推移

建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。

日付 当期純利益
2016/01 168960000
2016/07 330860000
2017/01 605150000
2017/07 613900000
2018/01 619960000
2018/07 1010650000
2019/01 1320460000
2019/07 1644060000
2020/01 1499110000
2020/07 1448040000
2021/01 2007790000
2021/07 1515940000
2022/01 1832300000
2023/01 1796000000
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資産の推移

REITは建物等の原資が商売のタネです。

日付 純資産
2016/01 16184010000
2016/07 16219230000
2017/01 26397230000
2017/07 26262600000
2018/01 26126960000
2018/07 41483790000
2019/01 45696840000
2019/07 45790290000
2020/01 55749440000
2020/07 55492580000
2021/01 60532970000
2021/07 59918130000
2022/01 75981840000
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フリーキャッシュフローの推移

施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。

フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。

日付 フリーキャッシュ・フロー
2016/01 -32136970000
2016/07 546200000
2017/01 -20637240000
2017/07 828490000
2018/01 970680000
2018/07 -29642340000
2019/01 -5021420000
2019/07 -672300000
2020/01 -16465220000
2020/07 670570000
2021/01 -6506400000
2021/07 2360200000
2022/01 -26911270000
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配当総額の推移

REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。

資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。

日付 剰余金の配当
2016/07 168890000
2017/01 330920000
2017/07 605050000
2018/01 613820000
2018/07 620050000
2019/01 1010450000
2019/07 1320740000
2020/01 1643870000
2020/07 1499270000
2021/01 1447720000
2021/07 2008040000
2022/01 1515780000
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REITを考える外部リンク

サムティ・レジデンシャル投資法人の公式サイトはこちら

NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については

不動産投信情報ポータル

こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。

過去の数字の流れをもっと深くみたければ

IRバンクさんの銘柄決算ページ

こちらが良いです。

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