8952ジャパンリアルエステイト投資法人は高配当株投資としてオススメか調べる

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8952のジャパンリアルエステイト投資法人
REIT、不動産投信の一つです。

「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。

「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・

分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要

という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。

REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。

この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。

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ざっくりとREITって何?

REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。

出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する

という仕組みです。

そして

収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない

という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。

株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。

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初めての方のためのREITでおさえるポイント

個人的に一般的な財務諸表はベースに

次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。

高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう

どの地域でどのセクターに投資するの?

投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね

おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ

総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設

例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。

NAV倍率はどれくらい?

株価でいうPBRに近いイメージ。

一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。

資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。

FFO倍率はどれくらい?

株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。

1口当たりのFFO = FFO÷発行口数

FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)

NOI利回りはどれくらい?

営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。

・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)

このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと

NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100

スポンサーはしっかりしてる?

お金をまわしてなんぼの業界です。

不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか

は確認しておきましょう。

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ジャパンリアルエステイト投資法人はどんな銘柄?

では8952のジャパンリアルエステイト投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します

ジャパンリアルエステイト投資法人の株主は三菱地所株式会社 (100%)です。

物件取得額は11,174‰­‰~

物件数は74棟です。

目標ポートフォリオは
■投資対象用途:オフィスビル特化型
■目標用途比率:オフィスビル
■投資対象地域:全国主要都市
■目標地域比率
▼首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)
60-80%を目標
▼地方都市(上記以外)
20-40%を目標
だそうです。

特色を引用しますと、こんなかんじ。

三菱地所をスポンサーとするオフィスビル特化型J-REIT。NBF(8951)とともに2001年に上場した最古参銘柄。都心のオフィスビルを主要な投資対象とし、都心5区の投資比率が70%を超える。資産規模は1兆700億円。従来よりLTVの目安を30〜40%と保守的な財務方針であるが、直近2021年3月期は41.9%と高い水準になっている。R&Iから「AA」、S&Pから「A+」、Moody’sより「A1」という高格付を取得。コロナ禍の当面は戦略的な物件入替えに注力し、物件売却益を内部留保するとともに、内部留保残高の1/20を毎期分配金に上乗せする方針。旗艦物件は「汐留ビルディング」。<2021年5月時点>

不動産投信情報ポータル

三菱地所をスポンサーとするオフィスビル特化型J-REIT。2001年に上場したJ-REIT最古参銘柄の一つ。都心のオフィスビルを主要な投資対象とし、都心5区の投資比率が70%を超える。資産規模は1兆700億円(2021/3時点)。R&Iからは「AA」という高格付を取得している。

Yahooファイナンス

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営業収益の推移

本業がしっかりうまくいっているかの確認です。

日付 営業収益
2008/09 19805620000
2009/03 20716730000
2009/09 21524360000
2010/03 21665810000
2010/09 22112770000
2011/03 22135940000
2011/09 22829970000
2012/03 24059630000
2012/09 24222680000
2013/03 25357250000
2013/09 26225520000
2014/03 26582960000
2014/09 27760410000
2015/03 28314910000
2015/09 29980890000
2016/03 30589870000
2016/09 30773960000
2017/03 30818610000
2017/09 31718580000
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当期純利益の推移

建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。

日付 当期純利益
2008/09 8448820000
2009/03 8425880000
2009/09 8504670000
2010/03 8875670000
2010/09 8134430000
2011/03 7652120000
2011/09 8268210000
2012/03 8934600000
2012/09 8448590000
2013/03 8824710000
2013/09 9129750000
2014/03 9070150000
2014/09 9572350000
2015/03 9619880000
2015/09 10476110000
2016/03 10753290000
2016/09 10947480000
2017/03 11186730000
2017/09 11909790000
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資産の推移

REITは建物等の原資が商売のタネです。

日付 純資産
2008/09 306050390000
2009/03 306027380000
2009/09 306106200000
2010/03 333228810000
2010/09 332536600000
2011/03 332054310000
2011/09 332670460000
2012/03 372869920000
2012/09 372429550000
2013/03 405280870000
2013/09 405415350000
2014/03 405355950000
2014/09 436622960000
2015/03 436671140000
2015/09 468767230000
2016/03 469044740000
2016/09 469359320000
2017/03 469598910000
2017/09 470321960000
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フリーキャッシュフローの推移

施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。

フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。

日付 フリーキャッシュ・フロー
2008/09 -12745140000
2009/03 -2271860000
2009/09 4991940000
2010/03 -56367140000
2010/09 539150000
2011/03 -892040000
2011/09 10831260000
2012/03 -44872320000
2012/09 -10208520000
2013/03 -30166220000
2013/09 425660000
2014/03 -23177680000
2014/09 13255130000
2015/03 -28218330000
2015/09 -32853890000
2016/03 24020370000
2016/09 15315610000
2017/03 -2924610000
2017/09 7725680000
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配当総額の推移

REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。

資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。

日付 剰余金の配当
2008/09 12945780000
2009/03 8448890000
2009/09 8425860000
2010/03 8504710000
2010/09 8826630000
2011/03 8134410000
2011/09 7652060000
2012/03 7753820000
2012/09 8888950000
2013/03 8619920000
2013/09 8995270000
2014/03 9129550000
2014/09 9070140000
2015/03 9571700000
2015/09 9613000000
2016/03 10475780000
2016/09 10632900000
2017/03 10947140000
2017/09 11186740000
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REITを考える外部リンク

ジャパンリアルエステイト投資法人の公式サイトはこちら

NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については

不動産投信情報ポータル

こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。

過去の数字の流れをもっと深くみたければ

IRバンクさんの銘柄決算ページ

こちらが良いです。

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