8964フロンティア不動産投資法人は高配当株投資としてオススメか調べる

0

8964のフロンティア不動産投資法人
REIT、不動産投信の一つです。

「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。

「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・

分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要

という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。

REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。

この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。

ランキングに反映されます。

スポンサーリンク

ざっくりとREITって何?

REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。

出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する

という仕組みです。

そして

収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない

という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。

株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。

スポンサーリンク

初めての方のためのREITでおさえるポイント

個人的に一般的な財務諸表はベースに

次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。

高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう

どの地域でどのセクターに投資するの?

投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね

おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ

総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設

例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。

NAV倍率はどれくらい?

株価でいうPBRに近いイメージ。

一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。

資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。

FFO倍率はどれくらい?

株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。

1口当たりのFFO = FFO÷発行口数

FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)

NOI利回りはどれくらい?

営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。

・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)

このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと

NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100

スポンサーはしっかりしてる?

お金をまわしてなんぼの業界です。

不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか

は確認しておきましょう。

スポンサーリンク

フロンティア不動産投資法人はどんな銘柄?

では8964のフロンティア不動産投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します

フロンティア不動産投資法人の株主は三井不動産株式会社 (100%)です。

物件取得額は3,608‰­‰~

物件数は40棟です。

目標ポートフォリオは
■投資対象用途:商業施設特化型
■目標用途比率:商業施設100%
■投資対象地域:全国
■目標地域比率:定めず(特定地域集中リスクは回避する方針)
だそうです。

特色を引用しますと、こんなかんじ。

三井不動産をスポンサーとする商業施設特化型J-REIT。2004年上場当初はJTがスポンサーであったが、2008年2月に現スポンサーに交代した。中期的に競争力を有する「地域一番店」への選別投資を標榜し、2021年12月末時点のポートフォリオの3分の1がリージョナル・ショッピングセンター(広域からの集客を念頭に置いた大型商業施設)が占める。収益と分配金の安定を重視して長期固定賃料中心の運用を行う。JCRから「AA」、R&Iから「AA-」の高格付を取得。旗艦物件は「三井ショッピングパークららぽーと新三郷」。<2021年12月時点>

不動産投信情報ポータル

三井不動産をスポンサーとする商業施設特化型J-REIT。中期的に競争力を有する「地域一番店」への選別投資を標榜し、2021年12月末時点のポートフォリオの3分の1がリージョナル・ショッピングセンター(広域からの集客を念頭に置いた大型商業施設)が占める。収益と分配金の安定を重視して長期固定賃料中心の運用を行う。JCRから「AA」、R&Iから「AA-」の高格付を取得。旗艦物件は「三井ショッピングパークららぽーと新三郷」。

Yahooファイナンス

スポンサーリンク

営業収益の推移

本業がしっかりうまくいっているかの確認です。

日付 営業収益
2008/06 4303750000
2008/12 5658210000
2009/06 6168930000
2009/12 6233920000
2010/06 6364110000
2010/12 7407040000
2011/06 7801690000
2011/12 8023610000
2012/06 8472630000
2012/12 9026160000
2013/06 9676010000
2013/12 9960430000
2014/06 10633100000
2014/12 10390010000
2015/06 9853370000
2015/12 10037120000
2016/06 10051530000
2016/12 10022840000
2017/06 10011390000
スポンサーリンク

当期純利益の推移

建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。

日付 当期純利益
2008/06 2245020000
2008/12 2950530000
2009/06 2967670000
2009/12 2997900000
2010/06 2974100000
2010/12 3532020000
2011/06 3584780000
2011/12 3608110000
2012/06 3876530000
2012/12 4273110000
2013/06 4550080000
2013/12 4664930000
2014/06 5307460000
2014/12 5007480000
2015/06 4642420000
2015/12 4808660000
2016/06 4467890000
2016/12 4911840000
2017/06 4970910000
スポンサーリンク

資産の推移

REITは建物等の原資が商売のタネです。

日付 純資産
2008/06 70478310000
2008/12 92330620000
2009/06 92347550000
2009/12 92377820000
2010/06 92354010000
2010/12 112389560000
2011/06 112444480000
2011/12 112467840000
2012/06 112736140000
2012/12 133603340000
2013/06 151234510000
2013/12 151349340000
2014/06 151991900000
2014/12 151934740000
2015/06 151762490000
2015/12 151928590000
2016/06 151587770000
2016/12 151691390000
2017/06 151750410000
スポンサーリンク

フリーキャッシュフローの推移

施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。

フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。

日付 フリーキャッシュ・フロー
2008/06 -12892590000
2008/12 -32637890000
2009/06 -10506880000
2009/12 353930000
2010/06 4104990000
2010/12 -23815800000
2011/06 -7514600000
2011/12 681310000
2012/06 -5831740000
2012/12 -3577490000
2013/06 -18524400000
2013/12 17080070000
2014/06 -2223910000
2014/12 8886050000
2015/06 -13099180000
2015/12 7066930000
2016/06 11659980000
2016/12 -9225360000
2017/06 7644250000
スポンサーリンク

配当総額の推移

REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。

資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。

日付 剰余金の配当
2008/06 1970080000
2008/12 2245000000
2009/06 2950560000
2009/12 2967680000
2010/06 2997920000
2010/12 2974080000
2011/06 3529830000
2011/12 3584730000
2012/06 3608200000
2012/12 3876500000
2013/06 4181900000
2013/12 4550050000
2014/06 4664880000
2014/12 5064650000
2015/06 4814670000
2015/12 4642560000
2016/06 4808720000
2016/12 4808220000
2017/06 4911880000
スポンサーリンク

REITを考える外部リンク

フロンティア不動産投資法人の公式サイトはこちら

NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については

不動産投信情報ポータル

こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。

過去の数字の流れをもっと深くみたければ

IRバンクさんの銘柄決算ページ

こちらが良いです。

この銘柄アリだな、と思われたら「いいね」をお願いします。

ランキングに反映されます。

0

コメント

タイトルとURLをコピーしました