8975いちごオフィスリート投資法人は高配当株投資としてオススメか調べる

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8975のいちごオフィスリート投資法人
REIT、不動産投信の一つです。

「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。

「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・

分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要

という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。

REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。

この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。

ランキングに反映されます。

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ざっくりとREITって何?

REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。

出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する

という仕組みです。

そして

収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない

という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。

株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。

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初めての方のためのREITでおさえるポイント

個人的に一般的な財務諸表はベースに

次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。

高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう

どの地域でどのセクターに投資するの?

投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね

おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ

総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設

例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。

NAV倍率はどれくらい?

株価でいうPBRに近いイメージ。

一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。

資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。

FFO倍率はどれくらい?

株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。

1口当たりのFFO = FFO÷発行口数

FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)

NOI利回りはどれくらい?

営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。

・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)

このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと

NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100

スポンサーはしっかりしてる?

お金をまわしてなんぼの業界です。

不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか

は確認しておきましょう。

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いちごオフィスリート投資法人はどんな銘柄?

では8975のいちごオフィスリート投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します

いちごオフィスリート投資法人の株主はいちご株式会社 (100%)です。

物件取得額は2,055‰­‰~

物件数は85棟です。

目標ポートフォリオは
■投資対象用途:オフィスビル特化型
■目標用途比率
▼オフィスビル
100%
■投資対象地域:全国主要都市
■目標地域比率
▼都心6区+その他首都圏
70%以上
▼4大都市+その他主要都市
30%以下
だそうです。

特色を引用しますと、こんなかんじ。

いちご株式会社をスポンサーとする中規模オフィス特化型J-REIT。2011年11月にFCレジデンシャル投資法人と旧いちご不動産投資法人が合併して生まれた。2015年9月に名称を現在のものにするとともに、投資方針を総合型からオフィス特化型に変更した。JCRから「A」という格付けを取得している。物件入替えによる売却益を確保し、合併前の旧いちご不動産投資法人時代から最新期(2018年10月期)まで17期連続増配というJ-REIT最長記録を有する銘柄でもある。またスポンサーのいちごは価値向上を目的とした大規模修繕等の運用を強みとする。旗艦物件は「いちご神宮前ビル」。<2019年1月31日時点>

不動産投信情報ポータル

いちご株式会社をスポンサーとするオフィス特化型J-REIT。JCRから「A-」という格付けを取得している他、合併前の旧いちご不動産投資法人時代から最新期(2017年10月期)まで15期連続増配というJ-REIT最長記録を有する銘柄でもある。

Yahooファイナンス

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営業収益の推移

本業がしっかりうまくいっているかの確認です。

日付 営業収益
2008/04 1414220000
2008/10 1353860000
2009/04 640150000
2009/10 633990000
2010/04 652670000
2010/10 768000000
2011/04 3684930000
2011/10 787880000
2012/04 4273320000
2012/10 4320770000
2013/04 4147110000
2013/10 4572560000
2014/04 4637440000
2014/10 4615920000
2015/04 5020780000
2015/10 6248560000
2016/04 6682440000
2016/10 7090420000
2017/04 7352900000
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当期純利益の推移

建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。

日付 当期純利益
2008/04 877880000
2008/10 784720000
2009/04 261600000
2009/10 252890000
2010/04 168870000
2010/10 205790000
2011/04 377970000
2011/10 236080000
2012/04 17089000000
2012/10 -526300000
2013/04 451260000
2013/10 1489740000
2014/04 1306450000
2014/10 1409930000
2015/04 704470000
2015/10 1853570000
2016/04 2482360000
2016/10 2462980000
2017/04 2615410000
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資産の推移

REITは建物等の原資が商売のタネです。

日付 純資産
2007/10 15135970000
2008/04 15808710000
2008/10 15713540000
2009/04 15190410000
2009/10 15181710000
2010/04 15097690000
2010/10 66238850000
2011/04 15153010000
2011/10 15164910000
2012/04 52584240000
2012/10 51030530000
2013/04 50312800000
2013/10 55974690000
2014/04 61270120000
2014/10 61098490000
2015/04 68562910000
2015/10 93255480000
2016/04 93321600000
2016/10 102214040000
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フリーキャッシュフローの推移

施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。

フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。

日付 フリーキャッシュ・フロー
2008/04 4354310000
2008/10 4764240000
2009/04 253450000
2009/10 376510000
2010/04 -3408450000
2010/10 350640000
2011/04 1455750000
2011/10 315790000
2012/04 3843530000
2012/10 -701480000
2013/04 1351950000
2013/10 -5812230000
2014/04 -335490000
2014/10 2345110000
2015/04 -7388670000
2015/10 -42096810000
2016/04 6787800000
2016/10 -23138110000
2017/04 4946550000
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配当総額の推移

REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。

資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。

日付 剰余金の配当
2008/04 201200000
2008/10 877860000
2009/04 784730000
2009/10 261600000
2010/04 252900000
2010/10 168860000
2011/04 401910000
2011/10 224190000
2012/04 236090000
2012/10 1027400000
2013/04 1168990000
2013/10 1259170000
2014/04 1433740000
2014/10 1581560000
2015/04 1587720000
2015/10 1811900000
2016/04 2416240000
2016/10 2464400000
2017/04 2917470000
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REITを考える外部リンク

いちごオフィスリート投資法人の公式サイトはこちら

NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については

不動産投信情報ポータル

こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。

過去の数字の流れをもっと深くみたければ

IRバンクさんの銘柄決算ページ

こちらが良いです。

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