8953日本都市ファンド投資法人は高配当株投資としてオススメか調べる

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8953の日本都市ファンド投資法人
REIT、不動産投信の一つです。

「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。

「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・

分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要

という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。

REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。

この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。

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ざっくりとREITって何?

REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。

出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する

という仕組みです。

そして

収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない

という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。

株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。

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初めての方のためのREITでおさえるポイント

個人的に一般的な財務諸表はベースに

次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。

高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう

どの地域でどのセクターに投資するの?

投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね

おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ

総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設

例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。

NAV倍率はどれくらい?

株価でいうPBRに近いイメージ。

一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。

資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。

FFO倍率はどれくらい?

株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。

1口当たりのFFO = FFO÷発行口数

FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)

NOI利回りはどれくらい?

営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。

・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)

このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと

NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100

スポンサーはしっかりしてる?

お金をまわしてなんぼの業界です。

不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか

は確認しておきましょう。

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日本都市ファンド投資法人はどんな銘柄?

では8953の日本都市ファンド投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します

日本都市ファンド投資法人の株主は76株式会社(KKR&Co.Inc.間接子会社) (100%)です。

物件取得額は12,179‰­‰~

物件数は127棟です。

目標ポートフォリオは
■投資対象用途:総合型
■目標用途比率:
▼商業施設(ハイストリート商業施設、都市型商業施設、住宅地駅前商業施設)
▼オフィスビル(都市中心部、都市近郊部)
▼住宅(都市部)
▼ホテル(都市部)
▼複合施設(都市部)

■投資対象地域:全国主要都市(都市部の中核物件)
だそうです。

特色を引用しますと、こんなかんじ。

KKRをスポンサーとする総合型REIT。2002年3月に三菱商事とUBSをスポンサーとする商業施設特化型REITとして上場、2010年3月にラサールジャパン投資法人と合併、2021年3月にMCUBS MidCity投資法人と合併し、総合型REITへ転換。2022年4月に三菱商事とUBSが資産運用会社の株式を売却し、スポンサーがKKRに交代した。主要な投資対象は、商業施設、オフィスビル、住宅、ホテル、複合施設、同一スポンサーである産業ファンド投資法人が投資対象とする産業用不動産は投資しない。<2022年5月時点>

不動産投信情報ポータル

KKRをスポンサーとする総合型REIT。2002年3月に三菱商事とUBSをスポンサーとする商業施設特化型REITとして上場、2010年3月にラサールジャパン投資法人と合併、2021年3月にMCUBS MidCity投資法人と合併し、総合型REITへ転換。2022年4月に三菱商事とUBSが資産運用会社の株式を売却し、スポンサーがKKRに交代した。主要な投資対象は、商業施設、オフィスビル、住宅、ホテル、複合施設。

Yahooファイナンス

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営業収益の推移

本業がしっかりうまくいっているかの確認です。

日付 営業収益
2008/08 20254070000
2009/02 20447150000
2009/08 20503270000
2010/02 20035080000
2010/08 23326730000
2011/02 22925080000
2011/08 21824670000
2012/02 23642810000
2012/08 23559480000
2013/02 25642050000
2013/08 26130580000
2014/02 29083920000
2014/08 29562960000
2015/02 31399860000
2015/08 30962570000
2016/02 32017580000
2016/08 37078380000
2017/02 31585120000
2017/08 31011710000
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当期純利益の推移

建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。

日付 当期純利益
2008/08 6080780000
2009/02 5820420000
2009/08 5880810000
2010/02 5329130000
2010/08 13093650000
2011/02 6698120000
2011/08 5502560000
2012/02 2312910000
2012/08 7220140000
2013/02 8041850000
2013/08 8170470000
2014/02 9614210000
2014/08 9613700000
2015/02 10658500000
2015/08 10731050000
2016/02 10912300000
2016/08 10820990000
2017/02 11664740000
2017/08 11425720000
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資産の推移

REITは建物等の原資が商売のタネです。

日付 純資産
2008/08 256845370000
2009/02 256584950000
2009/08 256645440000
2010/02 256093560000
2010/08 278844950000
2011/02 279369340000
2011/08 278173130000
2012/02 294972760000
2012/08 295286930000
2013/02 320857920000
2013/08 321322030000
2014/02 365840110000
2014/08 365878920000
2015/02 390928330000
2015/08 391559660000
2016/02 414705860000
2016/08 415274570000
2017/02 416655640000
2017/08 441967190000
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フリーキャッシュフローの推移

施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。

フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。

日付 フリーキャッシュ・フロー
2008/08 -31902530000
2009/02 9563630000
2009/08 -2312920000
2010/02 6210570000
2010/08 8910700000
2011/02 33031140000
2011/08 7200480000
2012/02 -33804130000
2012/08 9600620000
2013/02 -41928560000
2013/08 14121750000
2014/02 -55530100000
2014/08 267750000
2015/02 -34723240000
2015/08 4772810000
2016/02 2148200000
2016/08 12942720000
2017/02 11192190000
2017/08 -15862120000
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配当総額の推移

REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。

資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。

日付 剰余金の配当
2008/08 6131850000
2009/02 6080830000
2009/08 5820330000
2010/02 5881010000
2010/08 5329080000
2011/02 6173740000
2011/08 6698760000
2012/02 5501830000
2012/08 6905960000
2013/02 7219960000
2013/08 8042330000
2014/02 8169160000
2014/08 9509770000
2015/02 9613640000
2015/08 10158220000
2016/02 10216550000
2016/08 10719230000
2017/02 10846840000
2017/08 10846840000
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REITを考える外部リンク

日本都市ファンド投資法人の公式サイトはこちら

NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については

不動産投信情報ポータル

こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。

過去の数字の流れをもっと深くみたければ

IRバンクさんの銘柄決算ページ

こちらが良いです。

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