2989の東海道リート投資法人
REIT、不動産投信の一つです。
「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。
「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・
分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要
という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。
REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。
この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。
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ざっくりとREITって何?
REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。
出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する
という仕組みです。
そして
収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない
という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。
株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。
初めての方のためのREITでおさえるポイント
個人的に一般的な財務諸表はベースに
次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。
高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう
どの地域でどのセクターに投資するの?
投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね
おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ
総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設
例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。
NAV倍率はどれくらい?
株価でいうPBRに近いイメージ。
一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。
資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。
FFO倍率はどれくらい?
株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。
1口当たりのFFO = FFO÷発行口数
FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)
NOI利回りはどれくらい?
営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。
・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)
このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと
NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100
スポンサーはしっかりしてる?
お金をまわしてなんぼの業界です。
不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか
は確認しておきましょう。
東海道リート投資法人はどんな銘柄?
では2989の東海道リート投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します
東海道リート投資法人の株主はヨシコン株式会社 (55%)
中部電力ミライズ株式会社 (10%)
木内建設株式会社 (5%)
静岡ガス株式会社 (5%)
株式会社静岡銀行 (5%)です。
物件取得額は310‰‰~
物件数は9棟です。
目標ポートフォリオは
■投資対象用途:総合型
■目標用途比率:
▼産業インフラセット(物流施設・オフィス・底地) 25%以上
▼生活インフラアセット(住宅・商業施設の底地) 25%以上
▼その他 10%以下
■投資対象地域:東海道地域中心
■目標地域比率
▼東海道地域等 90%以上(うち静岡県・愛知県・三重県 60%以上)
▼産業地域関連圏 10%以下
だそうです。
特色を引用しますと、こんなかんじ。
東海道エリアに重点投資する地方型REIT。静岡県を核とし愛知県・三重県の3県への投資比率を60%以上とする。スポンサーは、静岡を拠点とする不動産デベロッパーのヨシコン(ジャスダック上場)を中心に、東海道エリアを地盤とする9社から成る。 投資対象は、物流施設・オフィスビル等の「産業インフラアセット」と、住宅・商業施設の底地等の「生活インフラアセット」の2つのタイプに区分する。 上場時の資産規模は303億円、産業インフラアセット:生活インフラアセット=33.5%:66.5%、旗艦物件は「浜松プラザ」の底地。(2021年6月22日時点)
東海道エリアに重点投資する地方型REIT。静岡県を核とし愛知県・三重県の3県への投資比率を60%以上とする。スポンサーは、静岡を拠点とする不動産デベロッパーのヨシコン(ジャスダック上場)を中心に、東海道エリアを地盤とする9社から成る。 投資対象は、物流施設・オフィスビル等の「産業インフラアセット」と、住宅・商業施設の底地等の「生活インフラアセット」の2つのタイプに区分する。
営業収益の推移
本業がしっかりうまくいっているかの確認です。
日付 | 営業収益 |
---|---|
2022/01 | 1343940000 |
2023/01 | 1120000000 |
当期純利益の推移
建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。
日付 | 当期純利益 |
---|---|
2022/01 | 432530000 |
2023/01 | 568000000 |
資産の推移
REITは建物等の原資が商売のタネです。
日付 | 純資産 |
---|---|
2022/01 | 17461090000 |
フリーキャッシュフローの推移
施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。
フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。
日付 | フリーキャッシュ・フロー |
---|---|
2022/01 | -30927140000 |
REITを考える外部リンク
東海道リート投資法人の公式サイトはこちら
NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については
こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。
過去の数字の流れをもっと深くみたければ
こちらが良いです。
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