3282のコンフォリア・レジデンシャル投資法人
REIT、不動産投信の一つです。
「高配当株投資」と若干ことなるかもしれませんけれど。
私はREITへの投資はアリ!だと思っています。
「REIT買うなら不動産投資の方がよくない?」という方もおられるかもしれませんが・・
分散しやすい
小額からでもいける
物件管理の知識や実働が不要
という点から私はREIT推奨派です。
ヤケドしにくいんですね。
REITがどんなものかはわかってるよ、という方は銘柄情報まで飛ばしてください。
この銘柄アリだな!と思われたら、本投稿の下段にあるいいねボタンを押して頂きたいです。
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ざっくりとREITって何?
REITはReal Estate Investment Trustの略で「不動産投資信託」です。
出資者からお金を集めて
不動産を買って運用して
得られた利益を分配する
という仕組みです。
そして
収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからない
という特徴があるので、高配当になっているものが多いです。
株式投資と少し異なるのは「減価償却ありき」という点で、キャッシュの捉え方が少し独特です。
マンションを買ったりする部分が大きいためです。
初めての方のためのREITでおさえるポイント
個人的に一般的な財務諸表はベースに
次のあたりをおさえておけば、だいじょうぶかなぁと思います。
高配当株とおなじで「安定して稼ぎ続けてくれる?」かを考えましょう
どの地域でどのセクターに投資するの?
投資信託やETFでも「こんな投資をするよ」と目論見がありますよね
おなじくREITにも「お金はこう使うよ」と指針があります。
それが大体こんな感じ
総合型
オフィス
住居
商業施設
ホテル
物流施設
例えばCOVID19で「ホテルやオフィスは沈みがちだけど住居や物流施設はカタイ」という感じですね。
NAV倍率はどれくらい?
株価でいうPBRに近いイメージ。
一口当たりの価格 ÷ 一口当たりの純資産額
です。
資産計上のやり方で数字が変わるので、盲目的にみるのはダメですけど。
1以下なら割安と考えられています。
FFO倍率はどれくらい?
株価でいうPERに近いイメージ。
不動産投資は減価償却ありきなので、キャッシュフローベースの数字です。
1口当たりのFFO = FFO÷発行口数
FFO = 当期純利益 + 減価償却費 + (不動産売却損 – 不動産売却益)
NOI利回りはどれくらい?
営業利益率に近いイメージです。
不動産なので、業績に影響するのは次の3点が大きいです。
・いくらで買ったの
・維持費どの程度なの?
・空室率はどの程度なの?(ちゃんと稼働してるの?)
このあたりをざっくりと表してくれるのがNOI利回り
計算式を書いておくと
NOI利回り=
[1年間の満室家賃収入 × (1-空室率) -1年間の維持管理経費)]
÷
(不動産の購入価格+不動産の購入にかかる諸経費)×100
スポンサーはしっかりしてる?
お金をまわしてなんぼの業界です。
不動産でのキャッシュショートはなかなかキツイ。
どの程度の資産規模で回しているのか
スポンサーはどこか
は確認しておきましょう。
コンフォリア・レジデンシャル投資法人はどんな銘柄?
では3282のコンフォリア・レジデンシャル投資法人がどんな銘柄なのかサラッと確認します
コンフォリア・レジデンシャル投資法人の株主は東急不動産株式会社 (100%)です。
物件取得額は2,772‰‰~
物件数は146棟です。
目標ポートフォリオは
■投資対象用途:住居特化型
■目標用途比率:
▼賃貸住宅
80%-100%
▼運営型賃貸住宅
0%-20%
■投資対象地域:全国主要都市
■目標地域比率
▼東京都心5区、その他23区、その他東京圏
80%-100%
▼その他中核都市
0%-20%
だそうです。
特色を引用しますと、こんなかんじ。
東急不動産をスポンサーとする住居特化型J-REIT。投資エリアは東京圏を重視し、現在のポートフォリオは9割以上を東京圏が占める構成。タイプ別ではシングル・コンパクトが中心。2013年上場後毎年偶数期に増資を実施し、東急不動産が開発及び運用する物件を中心に組み入れる。2019年2月の増資により、資産規模は2,247億円に。今後、学生マンションやシニア向け住宅といったよりオペレーショナル性の高い住居にも投資を行い、中期的には資産規模3,000億円、巡航ベースの1口当たり分配金5,000円を目指す。またJCRから「AA-」という高格付を取得している。旗艦物件は「コンフォリア新宿イーストサイドタワー」。<2019年1月31日時点>
東急不動産をスポンサーとする住居特化型J-REIT。JCRから「AA-」という高格付を取得している。
営業収益の推移
本業がしっかりうまくいっているかの確認です。
日付 | 営業収益 |
---|---|
2012/07 | 2063170000 |
2013/01 | 2184930000 |
2013/07 | 2586930000 |
2014/01 | 2673830000 |
2014/07 | 4017440000 |
2015/01 | 4103300000 |
2015/07 | 4952000000 |
2016/01 | 5050020000 |
2016/07 | 6531840000 |
2017/01 | 6674280000 |
2017/07 | 7276770000 |
2018/01 | 7357720000 |
2018/07 | 8147490000 |
2019/01 | 8128570000 |
2019/07 | 8652560000 |
2020/01 | 8790400000 |
2020/07 | 9028680000 |
2021/01 | 9565760000 |
2021/07 | 10770840000 |
当期純利益の推移
建物の減価償却の踏まえて利益が出ているのか確認します。
日付 | 当期純利益 |
---|---|
2012/07 | 904250000 |
2013/01 | 897540000 |
2013/07 | 1091620000 |
2014/01 | 1132500000 |
2014/07 | 1718730000 |
2015/01 | 1729900000 |
2015/07 | 2086250000 |
2016/01 | 2147830000 |
2016/07 | 2304200000 |
2017/01 | 2335860000 |
2017/07 | 2608210000 |
2018/01 | 2674560000 |
2018/07 | 3191500000 |
2019/01 | 3172700000 |
2019/07 | 3448330000 |
2020/01 | 3562880000 |
2020/07 | 3523530000 |
2021/01 | 3889680000 |
2021/07 | 4950430000 |
資産の推移
REITは建物等の原資が商売のタネです。
日付 | 純資産 |
---|---|
2012/01 | 16471120000 |
2012/07 | 24944430000 |
2013/01 | 24955850000 |
2013/07 | 35121740000 |
2014/01 | 35127050000 |
2014/07 | 58629350000 |
2015/01 | 58629680000 |
2015/07 | 77310250000 |
2016/01 | 77369850000 |
2016/07 | 85139970000 |
2017/01 | 85171750000 |
2017/07 | 97258410000 |
2018/01 | 97294320000 |
2018/07 | 103043350000 |
2019/01 | 103289890000 |
2019/07 | 117928640000 |
2020/01 | 118172010000 |
2020/07 | 128204110000 |
2021/01 | 128528150000 |
フリーキャッシュフローの推移
施設購入等、大きなお金が動くことの多い業界なので判断が難しいですが
やはりちゃんと現金黒字になっていてもらえる方が安心です。
フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 投資キャッシュフロー です。
日付 | フリーキャッシュ・フロー |
---|---|
2012/07 | -17521170000 |
2013/01 | -4631610000 |
2013/07 | -8495490000 |
2014/01 | -2029710000 |
2014/07 | -39774540000 |
2015/01 | -4598730000 |
2015/07 | -21267830000 |
2016/01 | 2670370000 |
2016/07 | -16501760000 |
2017/01 | -434970000 |
2017/07 | -16370750000 |
2018/01 | 2482770000 |
2018/07 | -9895220000 |
2019/01 | 288230000 |
2019/07 | -15814690000 |
2020/01 | 3883470000 |
2020/07 | -15463640000 |
2021/01 | -1070820000 |
2021/07 | -3860090000 |
配当総額の推移
REITは税制面から剰余金をほとんど配当に回すことが多いです。
上述までの収入や資産の結果がこちらです。
資産を増やして、配当の総額も順調に増えていってほしいところです。
日付 | 剰余金の配当 |
---|---|
2012/07 | 630940000 |
2013/01 | 904230000 |
2013/07 | 897570000 |
2014/01 | 1091580000 |
2014/07 | 1132540000 |
2015/01 | 1718700000 |
2015/07 | 1729770000 |
2016/01 | 2086150000 |
2016/07 | 2055830000 |
2017/01 | 2304090000 |
2017/07 | 2335920000 |
2018/01 | 2638650000 |
2018/07 | 2698960000 |
2019/01 | 2926160000 |
2019/07 | 3040620000 |
2020/01 | 3319520000 |
2020/07 | 3393210000 |
2021/01 | 3565650000 |
2021/07 | 3633480000 |
REITを考える外部リンク
コンフォリア・レジデンシャル投資法人の公式サイトはこちら
NAV倍率やNOI利回り、REIT全般については
こちらがとても使いやすくまとまっていてオススメです。
過去の数字の流れをもっと深くみたければ
こちらが良いです。
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